インドネシアでは、ことし3月に初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されて以来、感染の拡大に歯止めがかかっていません。 アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の20日午後1時の時点で、累計の感染者は36万5240人に上っているほか、死者は1万2617人と、いずれも東南アジアで最も多くなっています。 人口2億7000万で東南アジアで最も大きい経済規模を持つインドネシアですが、感染拡大で企業活動が停滞したことなどから、経済は急速に落ち込んでいます。 ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率は、去年の同じ時期に比べてマイナス5.3%と、四半期としてはアジア通貨危機のあとの1999年以来、初めてのマイナス成長になりました。 また、新型ウイルスの影響で失業した人は370万人に上るとみられていて、景気の回復と感染の抑制をどう両立させるかが、引き続き大きな課題になって
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