けいおんに「男の子性からの解放」なんて要素を無理やり持ち込んだが故に、日常系作品が構築してきたまったり空間が、無理やり男の子性問題を押し付けられた。その結果「女の子が自らを犠牲にすることにより男の子性問題を赦す」なんていう最悪の作品が生まれてしまったんですよ。

それは倫理という面で言ったら進歩なのかもしれないよ？だって元々女の子に戦わせるってこと自体がかわいそうなことなんだから。むしろ今はそのかわいそうさを直視せざるを得なくなったという点で、昔のかわいそうさを隠していた「明るい戦う女の子よりは倫理的なのかもしれない。

ていうかあの記事をシロクマ先生が書いたことに気付いていない人が多いことがむしろ驚きだわ。きちんと他のブコメで指摘されてるんだからさ。

記事の写真は津田大介氏とかも写ってるけど、自分がそこにいることによりそこで行われた生活保護バッシングに正統性を与えたことにどれだけ自覚的なんだかね。「仕分けの公開を後押ししたんであって、そこで行われる議論の中身はどうでもいい」とか思ってるとしたらクソ、クソ、アンドクソだが。

まどマギの内容が本当に素晴らしくて、自分の子どもに見せたいと思っているのなら、自分の子どもに見せれば良い。ただぼくはそれを倫理的に間違っていると言うが。「大人には素晴らしいけれど子どもには素晴らしくない」という評価を下すの何らば、それはダブルスタンダードだとしてこなんする

個人的には50usersを超えたブックマークで多数派の流れに同調するだけのブコメを書くのは「はてな村的」ではないから、"最初の賛否両論"あたりこそがはてな村学級会だと思う

オタクの異性装ブームやBL・GLブームをジェンダー界隈の人が見て「若い人が性別規範に背を向け始めている」とか安易に考えちゃうのは、ほんと騙されているとしか思えないんだが、それは僕が捻くれているオタクだからなのかなぁ。オタクだって大多数はバリバリ性別規範は強固だと思うんだがなぁ

自戒を込めて思う(エチペ敷き)が、はるかぜちゃんについての議論がどうにも気持ち悪いものになってしまうのは何でだろう。他の議論においては割と開明的な議論が出来る人も、はるかぜに言及し始めると途端に加齢臭がするキモイおじさんになってしまうというか。