今年4月の「若年層の性暴力被害予防月間」に内閣府が作成した、痴漢被害防止の啓発動画=内閣府男女共同参画局の公式ユーチューブより 内閣府男女共同参画局が若年層の痴漢被害に関するオンライン調査を初めて実施し、4日に報告書を公表した。女性の13・6%、男性の3・6%が「被害経験がある」と回答。男女あわせて、およそ10人に1人の割合で痴漢被害にあっていることが分かった。 【図解】性被害にあった場所 一番多いのは… 調査は今年2月、16~29歳の登録モニターを対象にアンケート形式で実施した。第1段階の「スクリーニング調査」には3万6231人(女性2万4566人、男性1万1200人、その他465人)から有効回答があり、「痴漢被害を経験したことがある」と答えたのは10・5%にあたる3804人(女性3348人、男性404人、その他52人)だった。 被害実態の把握を目的にした「本調査」(有効回答数2346人