加藤登紀子さんが会いたい人と語り合う「おんなのしんぶん」の連載「Tokiko’s Kiss」。4日朝刊に掲載された松本零士さんとの対談の詳報です。松本さんには「宇宙戦艦ヤマト」を描くようになったきっっかけや「青い宇宙」への思いなどを率直にお話しいただきました。【吉永磨美】 「大宇宙の旅」 加藤さん 松本さんは零時を過ぎた夜にいつもお仕事をなさるんですね(笑い)。だから零士さん! 宇宙に興味を持たれたのはいつ頃ですか? 松本さん 子供の頃からですね。京都大においでになった荒木俊馬教授の著書「大宇宙の旅」は小学5年生の時に読みました。中学校の時に気に入り、姉に買ってもらいました。光の女神が少年を連れて宇宙を旅する設定になっていました。宇宙の概念についても書かれており、この本を読んでから、宇宙や未来を自分なりに想像するようになりました。