1月2日、2017年の紅白歌合戦の視聴率が明らかになりました。39.4%で前年を下回ったばかりか、2年ぶりに40%を割り込んでしまったのだそう。 安室奈美恵(40)や桑田佳祐(61)も特別枠で出演したのに、思ったほど数字があがらなかったんですね。内村光良(53)の司会ぶりも好評で、ネットなどでは「去年のドタバタより全然よかった」との意見も多かったのに、一体なぜなのでしょう? 改めて曲目リストを見てみると、まるでヒット曲がないのに気づきます。演歌の大御所やポップスのベテラン勢以外で、知っている曲がどれだけあったでしょうか。趣味やジャンルが細分化されてしまったのだから仕方ないなんて話はよく聞きますが、それだけでは片付けられない話だとも思うのです。 なぜ、こうも右から左へ通り過ぎてしまう何のアイデアも感じられない曲ばかりなのか。それっぽい空疎な言葉に適当なコードをあてがって、メロディとも呼べない