サイボクハム(埼玉県日高市)は11日、同社が運営する温泉施設「まきばの湯」から、発熱などの症状を引き起こすレジオネラ菌が検出されたと発表した。 同社と県狭山保健所によると、11月下旬から12月初めにかけて、まきばの湯を利用した県内や東京、大阪の50〜80代の男女4人が発熱や咳、下痢などの症状を訴え、全員が入院中という。保健所が1日に湯を採取して調べたところ、基準を超えるレジオネラ菌が検出された。同社は6日から営業を自粛している。 サイボクハムは「消毒方法や入浴の仕方、施設そのものに問題がないかなど原因を究明したい」としている。まきばの湯は2004年にオープン、年間約30万人の利用客がいる。泉質にこだわり、一般的な塩素消毒ではなく、銀イオンで消毒していたという。