台風10号による大雨で鉄道網が寸断された北海道では、収穫期を迎えたジャガイモやタマネギなどを鉄道の代わりに貨物船で本州に運ぶ代行輸送が、15日、釧路港で始まりました。 北海道では、台風10号の大雨によってJR根室線で橋が流されるなど鉄道網が寸断され、収穫期を迎えた農作物を貨物列車で運べなくなっているため、JR貨物は貨物船を借り上げて釧路港から船で本州に送る代行輸送を始めました。 貨物船は15日夕方出港し、16日、青森県の八戸港に入って、そこから貨物列車などで東京などへ運ばれるということです。 貨物船を貸し出している日本通運釧路支店の馬淵嘉之課長は「鉄道網の復旧には時間がかかる見通しなので、できるかぎり協力していきたい」と話していました。