スポーツクラブ大手の2020年4~12月期決算が出そろった。全体として回復基調にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中、会員数の戻りが鈍く、売上高は前年を4割前後下回る。年明け後は2度目の緊急事態宣言が減収減益要因として立ちふさがり、2021年3月期の通期業績は大幅赤字への転落が続出する情勢だ。 会員減が止まらず、売上の回復力が鈍く スポーツクラブ各社は緊急事態宣言と重なった第1四半期(昨年4~6月)に施設休業や営業時間短縮などの影響で7割前後の記録的な売上ダウンに見舞われた...