リアルな動物や恐竜、美少女から軍艦までのフィギュア約1万点を集めた博物館「海洋堂ホビー館四万十」が9日、四万十町の四万十川上流に開館する。世界的に知られるフィギュアメーカー「海洋堂」(大阪府門真市)が、50年近い同社の製品を網羅するコレクション場所にするため、廃校となった小学校体育館を改装。創業者で館長を務める宮脇修さん(83)は「ファンならずとも足を運んでもらい、過疎の町を活気づけたい」と意気込む。(大舘司) 博物館は、高知市から鉄道や車で片道約1時間半かかる山あいの旧打井川小学校を利用し、PRの合言葉は「わざわざいこう!へんぴなミュージアム」。隣の黒潮町出身の宮脇さんは、大工だった父が同校に近い神社のほこらを建てたと知って縁を感じ、開設を思いついた。観光振興を目指す町も協力。4月に開館予定だったが、東日本大震災の影響で延期していた。 展示品は、1964年に1坪半の模型店として創業した当