23日、千葉県君津市の国道のトンネルで天井などを覆っていたモルタルが長さ20メートルにわたって落下した事故で、剥がれ落ちたモルタルは、1か月ほど前に吹きつけ直す作業が完了したばかりだったことが千葉県への取材で分かりました。県は24日から現場での調査を始め、事故の原因を調べることにしています。 現場のトンネルでは3年前に中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故を受けて、老朽化したモルタルを削り取って新たに吹きつける補修工事が進められていて今回、剥がれ落ちたモルタルは1か月ほど前に吹きつけ直す作業が完了したばかりだったということです。モルタルは10センチほどの厚さに吹きつけられていたということで、千葉県は引き続きトンネル付近を通行止めにしたうえで、24日から現場での調査を始め、事故の原因を調べることにしています。