【大紀元日本4月16日】(一部訂正)ロシアのテレビ局など各メディアの報道によると、4月15日、ロシア南部のブラゴヴェシチェンスクからモスクワ行きの列車の中で中国人女性が高熱で突然死亡した。遺体解剖の結果、死亡原因は重症急性呼吸器症候群(SARS、Severe Acute Respiratory Syndrome)の可能性があることがわかった。女性と同行していた中国人数名にも高熱の症状が出ていたことがわかった。 4月15日午前8時ごろ、同列車2号車内で中国人女性が乗務員に目まいと高熱を訴えたが、まもなくして車内で死亡した。同乗していた他の中国人にも高熱症状が出ていたことが分かった。 ロシア防疫衛生部門はこの事件を高度に重視し、キロフ駅で列車を緊急停車させ、隔離処理を行った。感染防護服やマスクを装着した医療関係者らは2号車両にいた約60人の乗客全員を救急車に乗せ、付近の伝染病専門病院へ