メダルも大いに期待されたスポーツクライミング女子複合で波紋を呼んだあるシーン。決勝進出選手中で最も背が低い森秋彩が、高く設定された最初のホールドをなかなかつかめなかったのだ。試合以前の問題では、という声もあがったが、森本人はあくまでも毅然と……。
メダルも大いに期待されたスポーツクライミング女子複合で波紋を呼んだあるシーン。決勝進出選手中で最も背が低い森秋彩が、高く設定された最初のホールドをなかなかつかめなかったのだ。試合以前の問題では、という声もあがったが、森本人はあくまでも毅然と……。
ドジャース大谷翔平の元通訳・水原一平容疑者が大谷の銀行口座から預金を盗み違法賭博の胴元に送金していたスキャンダルは、銀行詐欺容疑での訴追という形でひとつの決着を迎えた。訴追の一報が流れると、米専門テレビ局ESPNの敏腕記者ジェフ・パッサン氏はX(旧ツイッター)に「どのように口座にアクセスされたのかという長い間の謎がついに明らかになった」と投稿した。 冷静に整理「訴追されるまで」 水原容疑者が大谷の口座に不正アクセスし違法スポーツ賭博の借金返済のため盗んだ預金は当初は450万ドル(約6億9000万円)と伝えられていたが、実際はその3.5倍以上の総額1600万ドル(約24億5000万円)にも上った。違法賭博は2021年12月から2024年1月までの間に約1万9000回、1日平均で約25回も行われ、訴状に記された同容疑者のメールの記録には胴元のマシュー・ボウヤー氏から借金返済を催促され追い詰めら
2019年の箱根駅伝で青学大、東洋大を抑え、優勝した東海大。そのゴールテープを切ったのがアンカーの郡司陽大だ。栃木県生まれのランナーは卒業後、実業団入りするも周囲からの期待や大学時代との比較に押しつぶされ、走れなくなっていく。会社を辞め、人生を諦めかけた元選手が明かす復活の物語――。(Number Webノンフィクション全3回の第3回/初回から読む) ゴン太君だけは尻尾を振って迎えてくれた 実業団に入社後、1年半で郡司陽大(あきひろ)は退社し、栃木県の実家に戻った。 だが、実家に帰ると不安定な精神状態がさらに深刻になっていった。ある日、家族と普通に話をしているときに大声で叫び、急に涙が止まらなくなって、意識が遠のいた。頭から前のめりに倒れ、父が「大丈夫か」と叫んで抱きかかえ、母の「ちゃんと診てもらおう。病院に通おうね」という涙声だけが耳に残った。 「本当は、実家に戻ってくる気はなかったです
今年の春あたりから地方大会などで増え始めた、大流行中の応援「盛り上がりが足りない」。「も! 盛り! 盛りあ! 盛り上がりが足りない!」とコールする応援で、西東京大会で初めて聞いた時は、最初何と言っているのかわからなかった。「変わったコールだな」「誰に向かって言っているんだろう」くらいに思っていたが、瞬く間にスタンドを席巻。開催中の甲子園で、全49校の応援を取材したところ、実に32校もの学校が取り入れており、毎日どこかの応援席からこのコールが響いている。 採用・不採用の「理由」 SNSやYouTubeでさまざまな応援が簡単にコピー出来る時代だけに、正確な起源ははっきりしないが、茨城の明秀日立高校サッカー部の応援がTikTokで拡散され、全国に広まったのは間違いない。アルプススタンドで取材した野球部に「この応援を何で知ったのか」と聞くと、100%TikTok。「明秀日立サッカー部のを見た」とい
「100点」のデビュー戦もフワちゃんは納得していなかった タッグを組んだ、スターダムのコーチでもある葉月も「100点」の評価。実は試合前から、そのポテンシャルを称えていた。 「フワちゃんはもう、プロレスの才能の固まりですね。“芸能人が中途半端にやってるだけだろ”と思う人もいるでしょうけど、全然そんなことないです。フワちゃんの才能は運動神経と負けん気。普通なら尻込みするようなことも“一回やってみます”とトライできるんです。やってみて納得できなかったら何回でもやりますし」 そんな中で、誰よりも納得していなかったのがフワちゃん自身だった。 「私も本物のプロレスラーになりたい。テレビ(の企画)でプロレスやって負けて、いい話に編集してもらって、それで終わりじゃ嫌です!」 試合直後にそう訴えた。すぐに練習を再開、横浜アリーナでの2戦目が決まる。カード発表会見でフワちゃんは言った。 「芸能人が呼ばれてや
「まあ、オレたちも、その手のことはさんざんやられたけど、いちいち転落してバカやってたら、世の中、野球部崩れの犯罪者だらけになってたよなぁ……」 そういって笑ったのは、私と同じ時期にある大学野球部で4年間プレーしていた友人だった。友人だから付き合いで笑ってもよかったのだが、とても笑えなかった。 (法廷での彼の言葉を信じるならば)「その手のこと」が原因で大学野球部を退いた青年が、直後、犯罪に荷担。先日その裁判が開かれ、実刑が言い渡された。 ちょうど1年ほど前、逮捕されたあとに、このコラムで触れる機会があった。野球に打ち込むのは立派なことだが、野球だけで10分の10にしてしまうのは、どうなんだろう。決して健全な状況とは言えないんじゃないか。 「何を言うか!」とお叱りもいただいたが、「野球がなくなった自分にはなんの価値もないと絶望して……」という法廷での彼の発言を聞いて、スポーツなんて……それも学
記事を書いたデイリーの小林記者はイチローがメジャー1年目の2001年に初めて野球を担当したという。そんなルーキーに当時27歳のイチローは容赦なかったと振り返る。 《「次どうぞ」、「それ、答えなきゃいけないかな」。記者の質問をことごとくはねつける。無言でスルーされる。そこまで厳しくされる理由が分からなかった。》(デイリー・3月22日) それから3年後に初めて単独インタビュー。イチローが求めていたのは「プロフェッショナル」だったことを知る小林記者。 後年、「(あの頃は)地獄でした」とイチローに語ったという。引退を伝える記事の最後は「イチローには感謝の言葉しかない」。 「僕に鍛えられたんだから……」 同じ紙面には「'94年~'97年までオリックス担当」の記者が、 《記者泣かせの選手だった。》 《想定通りにやりとりが進んだことなんてなかった。》 《「学級新聞じゃないんだから」。時に叱られ、呆れられ
理想のカラダは人それぞれ。みんな何かを変えたいと思ってる。 そこで雑誌Number Do「理想のカラダのつくりかた。」では、 100人のトレーニングに迫りました。 ウェブでは今回、“芸能界一のマッチョ”と名高い草野仁さんの カラダづくりを特別公開します。 「芸能界一のマッチョは誰?」と聞かれたら、この人の顔を思い浮かべる人も多いだろう。「年齢は忘れました」と笑う御年67歳。なぜここまで鍛え続けるのか。一体何を目指しているのだろうか。トレーニングへの思いと3年後の“ある目標”を語ってくれた。 「トレーニングの内容はすべて自己流なんです」 砲丸投げの選手だった父親譲りのDNAのせいか、子供の頃から「カラダを動かしたい」と本能的に思っていました。それは67歳になった現在でも変わらないんです。常日ごろ「筋力の低下を食い止めたい」と思っています。日常生活における危機回避動作にある程度の筋力は必要です
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