民主、自民の対決型市長選で勝ち越したとはいえ、民主党が単独、または国民新党とともに推薦し、前面に出た5市区長選は全敗。 このうち、千葉県習志野市長選では自民党が分裂して3候補を同時推薦する状態だったのに、民主党の推薦候補が敗北。社民党と現職を推薦した吹田市長選も敗れ、民主党に対する有権者の厳しい目が作用したと言えそうだ。逆に、民主系が勝った大分、津両市長選では推薦を出さない実質支援に徹し、「民主隠し」とも言える戦法が奏功した。 市議選でも、枝野官房長官の地元・埼玉県では、前回は民主党公認32人全員が当選したのに、今回は44人公認で当選は35人。千葉県では前回公認18人全員が当選したが、今回は28人公認で当選は16人にとどまった。東京都目黒区議選は公認12人で当選は5人だった。