マラウイ南部ヌサンジェ県の裁判所に出廷したエリック・アニバ被告(2016年8月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/ELDSON CHAGARA 【11月23日 AFP】アフリカ南東部マラウイで22日、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)陽性患者でありながら「浄化儀式」と称し報酬を得て100人を超える少女や女性と性行為に及んでいた男が、「有害な慣習」を行ったとして禁錮2年の判決を下された。 禁錮刑を言い渡されたエリック・アニバ(Eric Aniva)被告(45)は今年7月に放送された英BBCラジオのドキュメンタリー番組で、地元の風習で「ハイエナ」と呼ばれる役目を務め、12歳の少女を含めて少なくとも104人の少女や女性らと性行為に及んできたと語った。 ■少女との性交渉が役目の「ハイエナ」 多くのマラウイ国民が今日ではほぼ廃れた伝統だと述べているが、南部の一部地域には、身内から死者を出さないための悪