今日、タイの時間で3時過ぎ、チェンマイ大学の裏門前(通称「ランモー」)を通過中に驟雨にあい、 移動式の本格的なコーヒー屋で雨宿りしていたところ、『謎の独立国家ソマリランド』が講談社ノンフィクションを受賞した という電話がかかってきた。 1989年12月に『幻獣ムベンベを追え』でデビューして以来、24年。 やっとメジャーな賞をとることができた。 鳴かず飛ばずだった時代が本当に長かったけれど、それでもずっと応援してくれた人たちがいたから ここまで書き続けることができたのだと思う。 感謝すべき人はたくさんいるが、まずは集英社文庫の担当だった故・堀内倫子さん、20代の頃、取材費や生活費を出してくれた永田敏章さん、そして20年間、ほぼ常にアドバイスを送り続けてくれた浅尾敦則さんにお礼を申し上げたい。 どういう因果か知らないが、かつてワセダの三畳間に一緒に暮らし、アマゾンで待ち合わせをし、 チェンマイ