どうやら僕はとても広告マンには見えないらしい。 先日も、とあるイベントで知らない方と仕事の話になったので、「広告代理店でテレビの仕事をしています」と言ったところ、「てっきりメーカーか銀行にお勤めだと思っていました。失礼しました」と言われた、という出来事があったばかりだ。 メーカーか銀行、というのもこれまたバイアスのかかった物言いかもしれないが、要はマジメで実直そうに見える、ということなのだろう(メーカーや銀行と言っても当然その社風は千差万別であるが)。 また別の日には、とあるイカツイ先輩から「お前、童貞じゃねえのか?」と問い詰められ、「どどどど童貞ちゃうわ!」という模範的回答を繰り出す、という一幕も演じてしまった。どうやら僕は童貞らしい立ち居振る舞いを身に付けているらしい。 ここまで読めば、僕がどんな人間であるか、お会いしたことのない読者の方々にも少しは想像していただけるのではないだろうか