人文系、いわゆる文学部にある学問とか芸術系の学問とか、そういうのを勉強している学生の悩み。 それは好きなことをやっていると食べていけない、でも食べていける仕事だと好きなことができない、という悩みである。 そんな悩みは具体的な悩み、つまり「院に行くか就職するか」という形で現れる。 経済とか法学部の学生はそれぞれ業界を研究したり専門職の資格を取ったりして就職し、理系の学生は院に行ってその後就職したりしているけれど…… さて、文学とか芸術とか哲学とか勉強してる自分は、どうするんだ? と自問自答してしまうのが、人文系の学生である。 なんてったって、好きで勉強しているけれど、好きの先にある道が、見えにくいのだ。 私も本当に勉強が楽しくなってきて、大学入った当初は 考えていなかったものの、院に行きたくなって悩み始めた。 結局は辞める決断をしたのは、本が読めなくなるという状況になって、相当つらかったから