となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 著者:内藤 正典 出版社:ミシマ社 ジャンル:哲学・思想・宗教・心理 となりのイスラム―世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 [著]内藤正典 たぶん、これまででもっともわかりやすく、実践的で、役に立つイスラムの入門書だと思う。遠くて不可解なイスラムではなく「となりのイスラム」。 世界中に15億~16億人。いまや人口の4人に1人(将来的には3人に1人)を占めるイスラム教徒。「イスラム過激派によるテロ事件」みたいな文脈で語られることの多いイスラムだけど、著者の内藤さんはいうのである。〈いまの報道では暴力に関するものばかりですが、暴力に吸い寄せる宗教が一五億も一六億もの人を惹(ひ)きつけることなどありえません〉〈イスラム世界とヨーロッパとの決定的な違いは、「人が人に対して敵対しない」ということではないでしょうか〉 えっ、そうなの?