格安で移住体験施設を貸し出している自治体は多くありますが、富山県南砺(なんと)市は「同市に滞在してリモートで働いてみたい人たちにも市の移住施設を貸し出す」という点が特徴的です。一般に、移住体験施設は「移住を検討している人たち向け」なので、市が支援してくれる条件がゆるい、とも言えます。 単に移住にフォーカスするのではなく、「働き方」に着目し、訪れる人のライフスタイルの中で南砺市を体験してもらおうという、新しい試みです。クラウドを利用して働く人たちが増え、大企業がリモートワークを導入し始める(PR記事へのリンク)など、「自由な働き方」が注目を集める時代を象徴するかのように、ランサーズと協働し「さすらいワーク」と名付けられたこの取り組みを取材するため、実際に南砺市に行ってみました。 南砺市は富山県の南西部、岐阜県・石川県に接する地域。世界遺産・白川郷まで高速道路で約20分という好立地。「移住を検