驚異の〈自然農法〉 田を耕さず、肥料をやらず、農薬などまったく使わず、草もとらず……それでいて豊かな収穫をもたらす、驚異の〈自然農法〉 四大原則とは 第一は、不耕起(無耕転あるいは無中耕)です。 田畑は耕さねばならぬものというのが、農耕の基本ですが、私は敢えて、自然農法では、不耕起を原則にしました。 なぜなら大地は、耕さなくても、自然に耕されて、年々地力が増大していくものだとの確信をもつからです。 即ち、わざわざ人聞が機械で耕転しなくても、植物の根や微生物や地中の動物の働きで、生物的、化学的耕転が行われて、しかもその方が効果的であるからです。 第二は、無肥料です。 人間が自然を破壊し、放任すると、土地は年々やせていくし、また人間が下手な耕作をしたり、略奪農法をやると、当然土地はやせて、肥料を必要とする土壌になる。 しかし本来の自然の土壌は、そこで動植物の生活循環が活発になればなるほど、肥沃