黒坂岳央です。 「最も長く続いている習慣は?」と問われれば、「読書」と自分は答える。そして「人生を最も変えたことは?」と問われれば、「読書」とやはり答える。今でもずっと読書を続けている。一時期、ネット記事やSNS投稿ばかりになったことがあったが、やはり読書にしかない付加価値を再認識することになって戻ってきた。 自分はこれといって人様に自慢できる大層なスキルや実績を持ち合わせていないのだが、こと読書についてはずっと続けて来たのもあって「これはおすすめしたい」と思う技術がある。本稿ではその内容について取り上げたい。 読書の真の目的 昨今、読書の価値を軽んじる投稿を目にすることがある。「ネットで無料で活字コンテンツがあるのだから、本なんてお金がかかるだけ損」「本は情報の鮮度が悪く、出版社の質も低下したので価値がない」といった意見だ。こうした意見について感じることは、そもそも読書の本質を見誤ってい