クサボタンの花が咲いた。 “草”の名前がついているが、根元の方はまるで木で、落葉半低木とされているらしい。 同属のセンニンソウ属に比べると、ハンショウヅルやトリガタハンショウヅルに近い。 センニンソウボタンヅルハンショウヅルトリガタハンショウヅル クサボタン、草牡丹(キンポウゲ科、センニンソウ属) 本州の日当たりの良い草原や林縁に自生する落葉半低木。 雌雄異株。 樹高は約1mだが、冬には枯れて基部だけが木質化して残り、翌年木質部から葉や花柄を伸ばす。 葉は、長い葉柄を持つ1回3出複葉で対生し、小葉は卵形で3浅裂して先端は鋭く尖る。 花期は8~9月頃で、木質化した茎頂や葉腋から柄を出して集散花序をつける。 花に見えるのはガク片で、数個の釣鐘状の淡紫色のガク片は先端はカールし、基部は筒状となる。 [名前の由来] 葉が牡丹に似た草という意味で草牡丹と名付けられたらしい。