東日本大震災で図書館に被害が相次いだことを教訓に、静岡と関東甲信越にある公立の図書館が、大規模な災害時に相互に協力して貴重な資料を一時保管したり、施設の復旧を支援したりする全国で初めての申し合わせを行いました。 文部科学省のまとめによりますと、岩手県や宮城県など東日本大震災の被災地では、地震や津波による公立の図書館の被害が251件に上りました。 これを教訓に、静岡市にある静岡県立中央図書館と関東甲信越の1都10県の都立と県立の図書館では、大規模な災害に備え、互いに支援し合う申し合わせを行いました。 申し合わせでは、被災を免れた図書館が、被災した図書館から貴重な資料を一時的に預かって保管したり、施設の復旧作業を支援したりすることになっています。 静岡県立中央図書館には、江戸幕府が所蔵していたおよそ3600冊の「葵文庫」などが所蔵されています。 静岡県立中央図書館の谷野純夫館長は「東海地震のお