昨年、金融庁の発表したいわゆる 「老後2000万円資金」 問題が大きくクローズアップされました。 ほかのニュースに埋もれて、今はほとんど忘れ去られている話題ですが、問題が自動的に解決したわけではありません。 最初にこれが報じられた時は、情報番組のコメンテーターや街角インタビューの声も含めて 「年金をもらう65歳までに2000万円なんて!」 「とんでもない額のおカネをどうやって用意すればいいのか?」 といった論調がほとんどでした。 「2000万円」という金額だけがクローズアップされてひとり歩きし、その根拠と本質がまったく認識されていませんでした。 この算定の根拠となった主な前提は、以下の通りです。 ざっと挙げただけでも、プラス・マイナスに振れ幅のある非現実的な設定が多数見つかります。 夫が65歳以上、妻が60歳以上。つまり「夫婦2人」の家計であること 夫は会社員で、月に20万円以上の手厚い厚
![「老後2000万円」の愚報にツッコミまくる。非現実的な算定根拠。貯蓄「平均額」のワナ。統計の信憑性にも疑問。4割の人は本当に70歳まで「働きたい」のか? - さえわたる 音楽・エンタメ日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df538ee1d8b8045b193681212622af98b8d80751/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsaewataru%2F20200811%2F20200811053928.jpg)