いつも「何でもベスト10」ばかり書いているので、たまには「打線」を組んでみたくなってきた。 という訳で、今回は日本語の誤用打線を紹介してみよう。 1中:よく 「よく喫茶店に行きます」という場合、「良く喫茶店に行きます」とは書かないのが普通である。これを変換ミスか何かで「良く」としているケースをよく見かける。 「しょっちゅう、しばしば、頻繁に」という意味の副詞は「よく」である。 「成績が悪くなって、その後で良くなった」は「良い(←→悪い)」という形容詞の「良い」の連用形の「良く」である。 「良く」と「よく」: 奥深き日本語の世界 2遊:さわり 「さわり」は「冒頭」「導入」「最初」を示す言葉ではない。音楽や物語の最も盛り上がる部分、話や文章の要点などを指す。 3左:すべからく 「すべからく」の誤用はいつまで経っても減らない。呉智英の指摘が有名だと思っていたが、いつの間にか呉智英の名前も顔も誰も