文明の栄枯盛衰を物語る残滓とも言うべきこの人工鉱石「フォーダイト(デトロイト瑪瑙)」は、アメリカ、ミシガン州デトロイトの廃自動車工場の床や壁から採取されたものだ。 20世紀当初、車の塗装は手作業で行われていた。床や壁に飛び散ったエナメル塗料は、そのままの状態でまた次の塗装作業が行われ、何層にも積み重ねられていった。それが月日を経て固まっていき、それを研磨したものがこの美しいフォーダイトとなっていったのである。
鹿児島県霧島市の老舗かまぼこ店に、夏になると週末、行列ができるという。お目当てはかまぼこ……ではなく「かき氷」。なぜかまぼこ店でかき氷? 謎を解きに店を訪ねた。 同市隼人町の「植山かまぼこ屋」は1925(大正14)年に創業した90年以上続く老舗だ。現在は4代目の植山吉将さん(40)が店を切り盛りしている。 客のお目当ては夏限定のかき氷「紗雪氷(さゆきひょう)」(税込み486円)という。 紗雪氷は、練乳と県内産の牛乳を混ぜて急速冷凍させ、薄く削ったかき氷。「薄い絹」を意味する「紗」という字を入れ名付けた。かき氷とアイスクリームの間のような味、ふわふわした食感が独特だ。シロップはマンゴーとチョココーヒーの2種類。9月末まで楽しめる。 植山さんは故郷を離れ、東京の調査会社で営業の仕事をしていた。しかし25歳の時、母から突然、「店をたたむ」と電話で聞かされた。売り上げが落ち赤字が続き、「借金がない
「生産性」という言葉が頭をよぎった瞬間 ごきげんよう、青木美沙子です。 日本発祥のカルチャー、ロリータ。世界中のあちらこちらでカワイイ!と受け入れられて、モデルのわたしも週1ペースで海外に遠征します。海外にいないときは実家のある船橋にいて、ナースとして働いています。ナースでロリータの美沙子です。 先日、夏休みで帰省している中学の同級生とランチすることになりました。同級生には赤ちゃんがいるので、和室のあるお店を予約しました。ひさしぶりの再会で、ワクワクです。 ランチのあとは夜の便で中国へ出発だったので、スーツケースをごろごろさせて向かいました。お店について予約名を伝えると、店員さんが、「スーツケースはこちらで預かります」と仰ってくださりました。お願いしますと、店員さんにお渡しして、スーツケースは、そのままレジの後ろに置かれました。スーツケースの隣には、ベビーカーが置かれていました。それは、先
日常生活の効率化に今や欠かせない文明の利器、全自動掃除機ルンバ。 ルンバが動きやすいように段差を無くしたり家具を少なくしたりするハックが流行っているが、どうしても限界はある。利用者の工夫程度では補えない弱点が実はある。見逃されていた欠点、言うなれば「ルンバの死角」が。 それはルンバの上面だ。ルンバが通過した床面のホコリやゴミなどはすべからく皆、そこが廊下だろうが畳だろうが関係なくすべて吸い込まれてしまうのだが、しかしルンバがどれだけ動き回ろうとも、彼女の体自体は動きのすべてについてまわり、ゆえにそこにある汚れには決して手が届かない。輝きに満ちた主人の部屋の中で、それを達成すべく献身した彼女だけが唯一、汚れにまみれている。これほど悲しいことはない。 ルンバをもう一台設置する。無論ルンバの上に置く。ルンバを掃除する専用の小型ルンバというわけだ。 しかし安易な解決策にありがちなことではあるが、こ
どうしてスピリチュアルと代替医療と、それからキラキラ女子向けセミナーみたいなものが同じカテゴリーになってしまうのかと疑問を持ち、最初はニューエイジを、そして遡って19世紀の歴史を引っ掻き回してきたわけだが、3月25日の「えるかふぇ」で話してさらに数日考えていて少し見えてきたものがある。 なるほど。こんなに早い時期からビジネスだったんだ。 アメリカ人っていうのはなかなか凄い人たちでなんでもビジネス化してしまう。 開拓地に乗り込んで、斧一本で木々を切って農地を開墾する人が、同時に郵便と印刷を駆使して通信販売システムを作ってしまったりする。西部に行く前に船から下りた東部の都会でチャンスを見付けてビジネスを始めたり、農場が上手く行かないで、少し東に戻ってきてまったく別の仕事を始めたりする人もたくさんいた。開拓者魂というのは、つまりは起業家精神なんだね。 そう言われれば、開拓時代の伝説の人で、天使か
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