Call of DutyやHaloのようなアクションゲームは、視覚的注意(必要な情報に焦点を絞る能力)を養う効果があるとのこと。目から入ってくる情報は脳が処理するには膨大すぎることから、視覚的注意は、感覚器官に過剰な負担がかかるのを防ぐ大切な役割を果たしている(本家/.)。 だが、全てのゲームで効果が得られる訳ではないらしい。調査を行ったRochester大学の研究グループによれば、目から入る情報に対しての迅速な反応と、複数の事柄に注意を分散させる能力が要求される、スピード感溢れるアクションゲームで効果を得ることができたそうだ。こういったゲームでは、「プレーヤーは、次から次へと出てくる敵や素早く動くモノを目で追いながら、同時に、スクリーンの標的に向かって正確に焦点をあて、銃で打たなくてはならない」ため、柔軟且つ正確な注意力のコントロールが養われ、実社会の様々な場面でもその能力を生かすことで
オックスフォード大学の研究チームはこのほど、コンピュータゲームの古典とも呼ばれる『テトリス』に意外な効果があることを突き止めた。それは、心的外傷後ストレス(PTSD)のよる影響を減らすことができるというのだ。心の傷や追体験(フラッシュバック)を抑制し、自発的な回復を手助けするというのである。 研究を行ったのは同大学のエミリー・ホームズ博士の研究チームだ。彼らは次のような実験を行った。60人の被験者を3つのグループに分け、まずはそれぞれに交通事故の衝撃的な映像を見せた。そして、1つのグループにはテトリスを10分間プレーさせ、もう1つのグループにはクイズゲームを行った。最後のチームには何も作業を与えなかったのだ。 そうしたところ、事故映像の記憶について3つのグループに違いが現れた。クイズゲームのグループと何もしなかったグループは、ほぼ同じような内容を記憶していたのに対して、テトリスグループはそ
シグナルトークは10月26日、麻雀ゲームと認知症の関係について調査研究を開始したと報告した。これは、全国の介護予防事業などで、麻雀による認知症予防効果が注目され、多くの自治体での実施の結果、効果をあげているケースがあることを受けて、麻雀ゲームにも実際にどの程度の認知機能維持/改善効果があるかを検証するという目的による。研究は、シグナルトークから認知症予防効果FS研究会への研究委託という形で進められる。 今回の研究に先駆けた先行調査では、篠原菊紀教授(諏訪東京理科大学 共通教育センター)の指導の下、NIRS(多チャンネル近赤外線分光法装置)により、オンライン麻雀ゲームMaru-Janのプレイ中と計算ドリル解答中の、脳の活性化状況の測定・比較を実施している。 この実験により、麻雀における複雑な思考は、メリハリのある脳活動につながっており、また部位としては言語野や、情報や記憶を一時的に保持し組み
一般的な話題 ゲームプレイヤーがNatureの論文をゲット!? 2010/9/6 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 Nature, ゲーミフィケーション, タンパク質, ヒューリスティクス, 分散コンピューティング, 構造生物学 投稿者: cosine 少し前の話題ですが、あまり取り上げられてないようなんでご紹介します。 研究に関わったことがあれば名を知らぬ者はいない、世界最高峰たるジャーナル・Nature。 「一生に一度は自分の名前を載せたい」と誰もが掲載目標に据える雑誌の一つです。 しかしそんなことに一生懸命な研究者をすっとばし、なんとゲームで遊んでいただけの輩がNatureに載ってしまったという、前代未聞の事態が起きてしまいました。 こんな異例な事態が見られたのはこの論文(Nature 2010, 466, 756.)。 著者欄を見ると、おお確かに、最後になんか見慣れない感じ
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