「ゲームやテレビに1日何時間費やしますか」。小児科にかかる子どもに、電子メディアとのかかわりを尋ねる問診票を、日本小児科学会の「学校保健・心の問題委員会」(委員長、沖潤一・旭川厚生病院副院長)が作成した。「疲れた」と訴える子どもの多くに、長時間テレビやゲームに没頭している例がみられるため。学校の保健室や小児科で活用し、早期の対応につなげてもらうことが狙い。 問診票は「21世紀の小児科問診票」と名付けられ全46項目。テレビ、ゲーム、パソコン、携帯電話の利用状況を尋ね、さらに▽朝食をとるかどうか▽保健室利用の有無▽週末の過ごし方--など生活習慣も聞く。 起草した国立病院機構仙台医療センター小児科の田澤雄作部長は「スポーツで頑張り、塾や家で長時間勉強する子の多くは、夜、息抜きのためゲームに時間を費やしている。睡眠が減り慢性疲労やうつ状態に陥る子もいる」と話す。 田澤医師によると、ある中3男子は受