充実したキャンプの裏には〝働き方改革〟がある。これまでの広島は球場での練習が終わっても一日が終わりではなかった。若手ナインはホテルでの夕食後に大部屋でのスイング練習や、駐車場にネットを張ってのティー打撃など、日が暮れた後もバットを振り込んでいた。しかし、今年はホテルでの夜間練習はなしの方針に転換となった。 全体練習後も重点練習やスイング練習などが課されているため、球場を出るのは午後5時近くになる選手もいるが「球場ですべてを終わらせる。帰ったら飯食って治療してという感じ」(河田ヘッド)と、それさえ終われば晴れて自由の身となるのだ。