>>ここまでの堂林の打撃に驚いているのはファンの方だけではない。監督として5年間見てきた私も驚いている。 3回の二塁打も、カウント1-1から内角を意識させるようなボール球の直後に、その残像を残すことなくバッティングカウント(2-1)から真っすぐにしっかりと踏み込んで打ちに行った結果。 今年は内角の直球をさばけるようになっただけでなく、仕留めるべき球を一振りで捉えられている。技術の向上に、これまでの経験から打席での落ち着きも生まれた。 安打にしたスイングだけでなく、凡打の内容もいい。 打線は誰か1人が打てば勝つものではない。前後の打者がいかに機能するか、が重要になる。好調な打者が打順を変えると、打撃を崩してしまうこともある。 特に広島の3番は「4番鈴木誠の前」と大きなポイントとなる打順。後続の打者を意識しすぎず、いかにこれまでのような気持ちと意識で打席に入れるか。 堂林は今年初の3番として、