【佐々岡カープ誤算と収穫2】リーグ2位のチーム打率も…固定できなかった打線 覇権奪回を目指し、佐々岡新体制で臨んだ2020年は52勝56敗12分けの借金4で5位に終わった。首位巨人とは13・5ゲーム差(13日現在)。接戦を勝ち切れなかった一年だったが、シーズン最終盤には粘り強さで白星を重ねた。今季の誤算と収穫を3回にわたって連載する。2回目はリーグ2位の打率を誇りながらも、固定できなかった打線を検証する。 ~中略~ 1番に長野や西川などが入れば、安打で好機を演出できるが果敢に盗塁を仕掛けるタイプではない。逆に宇草や大盛は俊足が武器だが出塁率で前記の2人に劣る。指揮官は「なかなか1年を通して打順を固定できなかった」と振り返る。 西川や会沢の離脱で1番、3番と打線の核になるポジションが日替わりになった。大黒柱の鈴木誠を4番から3番に変更するなどの策は打ったが、年間を通して攻撃の方針が最後まで固