グーグル(Google)が同社の「Gmail」を使ってやり取りされるメッセージの中味を読み取っていることに対し、この行為がプライバシーの侵害にあたるとして同社が訴えられていた集団訴訟で、米国時間18日にこの訴えを退ける判断がカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁で下された。 グーグルはGmailユーザーに対し、メール・メッセージの内容に合わせた広告を表示している。メッセージの読み取りはこのための前提となるものだが、却下された訴えでは、読み取り対象のなかにGmailを使わない電子メールユーザーにあてたものまでが含まれることが争点のひとつとなっていた。また同社が広告表示と引き替えにGmailを無料で提供していることを踏まえ、有料サービスのGoogle Appsユーザーのメッセージまで読み取るのはおかしいとする主張も含まれていた。原告側では、プライバシー侵害の発生時から1人あたり1日100ドルの賠償