■サイバーテロ「ハッカー」や「クラッカー」と聞いて、ニキビ面の少年をイメージしたのは、もはやはるか昔のことです。 ネットを舞台にした犯罪行為は増加傾向にありますが、心底恐ろしいのは、電力・電話、水道・ガス供給、鉄道・航空・交通管制システムといった社会生活基盤システムに対するネット攻撃(サイバーテロ)です。これが狙われると、ある日、突然、日常生活が凍りついてしまい、ちょっとした振動で社会がガラスのように崩壊してしまうことになりかねません。 10月12日の東京大規模停電の原因は、東京電力施設内での火災だったようですが、この事故で思い出したのは、20年前に米国家安全保障局(NSA)と国防総省(DoD)が極秘に行ったある〈軍事演習〉のことです。 ■エリジブル・レシーバー作戦1997年、国家安全保障局と国防総省は、「エリジブル・レシーバー(Eligible Receiver)」と名付けられた軍事演習
![東京大停電で思い出した、20年前に米国家安全保障局が極秘にサイバースペースで行った軍事演習のこと(園田寿) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/43b8ef664a6e516e211061a2710104d5d90d456a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fsonodahisashi%2F00063185%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)