8日、マドリードで共同記者会見に臨むEUのファンロンパイ大統領(首脳会議の常任議長)、議長国スペインのサパテロ首相、バローゾ欧州委員長(左から)=ロイター 欧州連合(EU)は8日、気候変動問題に関する新たな国際枠組みについて、日米欧など先進国と中国など新興国で構成する20カ国・地域(G20)での合意を目指す方向で検討に入った。2月11日に開くEU臨時首脳会議で新戦略を討議する。複数のEU筋がAP通信に語った。 昨年末にコペンハーゲンで開かれた気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が具体的成果を挙げられなかったため、国連主導で190カ国以上が参加するCOPより、世界経済を牽引(けんいん)するG20の方が、実質的な合意を取りまとめられるとの判断に傾いた。 EUのファンロンパイ大統領(首脳会議の常任議長)、バローゾ欧州委員長、議長国スペインのサパテロ首相は8日、マドリードで会談し、気