B.C.600年、タレスが「万物の根源は水」と述べることで始まった哲学史。 それから、100年もの間、色々な哲学者が、 「万物の根源って何なんだぁ〜?」と 問いかけ続けてきた。 そして、B.C.500年。 ついに、哲学史において、偉大な巨人が現れる。 ヘラクレイトスである。 「万物は流れ去る」 とヘラクレイトスは高らかに宣言した。 彼の洞察は、本質をついている。 国がある、人間がある、木がある、石がある…… が、そんなものは、何百年も経てば、消え去ってしまう。 「すべては変化し続ける。 永遠に不変の存在なんてありはしない」 諸行無常…。 それこそが、「万物の絶対の法則」であると、 ヘラクレイトスは考えたのだ。 ヘラクレイトスによれば、 「人間が、見ているものは、変化しているうちの一瞬にすぎない」のに、 「人間は、その一瞬を固定的で不変的なものと見なしている」として、 人間は愚かだと厳しく指
ヘラクレイトス(BC535年頃~BC475年頃) 最終更新2007-10-14T12:40:12+09:00 この記事のURI参照https://www.7key.jp/data/philosophy/herakleitos.html#what ヘラクレイトスは、イオニア学派(アナクシマンドロスの対立と変化の考え方)とピタゴラス学派(ピタゴラスの調和の考え方)の両方の影響を受け、独創的な説を唱えたギリシャの自然哲学者。イオニア地方エフェソス市(現トルコ共和国)で最も古い王族の生まれと言われ、貴族階級に属していた。ヘラクレイトスの唱えた「万物流転の法則」は、後に弟子のクラテュロスを通じてプラトンにも大きな影響を与え、ヘレニズム時代にはストア学派の祖として評価されることとなった。 ヘラクレイトスはアルケーを火だと考え、万物は火から生まれてまた火にかえっていくと考えた。世界は諸々の対立しあうもの
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