モノ・サピエンス 物質化・単一化していく人類 スポンサード リンク ・モノ・サピエンス 物質化・単一化していく人類 大臣が女性を子供を産む機械にたとえたことが大問題になっている。その発言の文脈を読むと、どうやら大臣は「人口を統計の数字としてみると女性はその数字を増やす機能を持ちます」的なことを、言いたかったらしい。経済学者が説明に使う言葉として見ればギリギリ許されたような気がするのだが、政治家が使うには配慮が無さすぎた。叩かれているのはモットモである。 だって女性はモノじゃないんだから。 しかし、ヒトはどんどんモノ化しているのでもある。 この本のいう人間のモノ化には物質化と単一化の二つの意味がある。 現代はすべてをモノとして消費する「超」消費社会だと著者はいう。単にモノの売買にとどまらず、教育や医療などの側面でも消費者の立場が強調されており、学生や患者はお客さんとして扱われる。恋人選びや子