森見登美彦氏が 締切次郎を蹴散らしたり、 枯渇しかかっている力を呼び戻すべく弁天様に祈ったり、 名古屋に出かけて「ひつまぶし」を食べたり、 大学生たちに「やあやあ我こそは森見登美彦」と話しているうちに、 新潮社の「とんぼの本」の人が、ちゃくちゃくと本を準備していたのであった。 それがコレである。 http://www.shinchosha.co.jp/book/464504/ 登美彦氏の作品に登場するさまざまな場所が、サカネユキさんのやはらかい写真によって紹介されている。 また、今日マチ子さんのステキにふしぎな絵もおさめられている。 この本は大勢の方々の尽力(登美彦氏をのぞく)によって生まれた。 美しい写真を眺めていくと、ときどき不審な男がうつりこんでいる。これは京都をさまよっている途中で、ウッカリうつりこんでしまった登美彦氏なので怯える必要はない。「登美彦氏はボンヤリと京都をさまよってい