衛星のデータを利用する人が増えれば…… 宇宙開発の時代が進み、最近ではIT系の企業も進出している。 たとえば、アマゾンのクラウド部門であるAmazon Web Servicesは6月、衛星産業と航空宇宙産業を専門とした事業部門を設置すると発表。クラウドサービスの提供とあわせ、宇宙システムのアーキテクチャーの増強、宇宙のデータを処理する新サービスの立ち上げを支援するとしている。 最近では、地表との距離が近い低軌道衛星による、通信インフラの構築が進んでいる。人工衛星から得られるデータを活用することで、サービスの向上に役立てようとする動きが隆盛だ。衛星から送られてきた“ビッグデータ”を解析し、その他のデータと組み合わせて利用するというもの。 人工衛星を活用した「衛星利用サービス」として有名なものは、GPSから取得できる位置情報を活用したサービスがあるだろう。ゲームなどでの活用はおなじみだが、ゆく