1日未明に自爆テロ事件が起きたエジプト北部アレクサンドリアのコプト教会(中央奥の十字架のある建物)の前で警備に当たる治安部隊=2011年1月1日、和田浩明撮影 【アレクサンドリア(エジプト北部)和田浩明】当地のキリスト教の一派コプト教の教会前で1日未明に爆発が起き21人が死亡した事件で、エジプト内務省は同日夕、犯行の手口から「外国勢力」が関与した可能性があると指摘、事前にコプト教会攻撃を言明していた国際テロ組織「アルカイダ」関係者の犯行との見方を示した。 内務省によると、使用された爆弾は手製で、殺傷力を高めるためナットやボールベアリングが仕込まれていた。同省は当初、車が爆発したとの見方を示していたが、自爆テロ犯が実行したとの暫定捜査結果を発表した。エジプトの国営通信は、捜査当局が、現場で発見された人の頭部のうち一つが実行犯のものと見ていると報じた。 一方、現場付近の別の教会の男性信徒は