東京都品川区のJR東日本の変電所で23日、敷地内のケーブルカバーが焼損していたことが28日、捜査関係者などへの取材で分かった。現場には焼けたペットボトルが残され、出火後に付近を通る30代ぐらいの男の映像が防犯カメラに写っていた。都内のJR線で不審火の痕跡が複数見つかったことも分かり、警視庁捜査1課は連続放火の疑いもあるとみて関連を調べる。 JR東などによると、変電所の火災は23日午後8時ごろ発生。敷地の地面に設置されたケーブルカバーの上でペットボトルが焼けた。近くにティッシュペーパーの燃えかすのようなものも落ちていた。ケーブルそのものや他の設備に被害はなく、列車運行にも影響はなかった。敷地は有刺鉄線が張られた高さ約2・5メートルのフェンスなどに囲まれているが、ケーブルはフェンス脇に設置されていた。