ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(82)は24日、まず被爆地の長崎、ついで広島を訪れた。教皇は爆心地公園(長崎)と平和記念公園(広島)で核兵器のない世界の実現を訴えるスピーチを行い、長崎県営野球場では約3万人の信徒たちとともにミサを執り行った。 広島でのスピーチでは、原爆による犠牲者は日本人だけではなかったことにも言及している。 www3.nhk.or.jp あわれみの神、歴史の主よ、この場所から、わたしたちはあなたに目を向けます。死といのち、崩壊と再生、苦しみといつくしみの交差するこの場所から。 ここで、大勢の人が、その夢と希望が、一瞬の閃光と炎によって跡形もなく消され、影と沈黙だけが残りました。一瞬のうちに、すべてが破壊と死というブラックホールに飲み込まれました。その沈黙の淵から、亡き人々のすさまじい叫び声が、今なお聞こえてきます。さまざまな場所から集まり、それぞれの名をもち、