これまでお伝えしてきた霞が関の過酷な勤務。(『霞が関のリアル』「眠らない官僚」などをご覧ください)取材しながら、ずっと「気になる」勤務データがありました。その疑問を官僚組織全体の勤務状況を把握する人事院にぶつけてみました。(霞が関のリアル取材班記者 荒川真帆) 私が気になっていたデータは、人事院が年に1度まとめる「公務員白書」に載っていました。そこには、平成29年の超過勤務(=残業)が720時間(※注釈)を超えた職員(約20万人)の割合は7.0%(本府省)と記されています。 この数字を見た時、「えっ、本当にこんな程度?」と疑問を持ちました。それは取材実感とずいぶん違うように感じたからです。 「7%」ですから「14人中1人程度」の割合。「霞が関のリアル取材班」に寄せられる投稿や、取材した官僚たちの話では、省庁による違いこそあれ、月100時間超えの残業はザラ、日々過酷な勤務の実態はそこここに、
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