ブックマーク / ito-mind.com (51)

  • 映画『バットマン ビギンズ』観る前に3分で予習する

    クリストファー・ノーラン監督『バットマン ビギンズ』 この記事は、映画をまだ観ていない人でも安心して読める内容になっています。 ノーラン監督によるバットマン三部作の、第一部となります。この後に『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』と続きます。 僕は恥ずかしながら、これまでバットマンについて見た目くらいしか知らず「超人的能力を持つチョイ悪なヒーロー」程度に考えていました。 でもこの映画では、ブルース・ウェインという一人の若者が、バットマンとして活動するに至った経緯がしっかりと描かれています。 3分ほどこの記事を読み、予備知識を少しつけてから観ればよりいっそう楽しめるはずです。 幼少期の恐怖体験と、罪の意識 主人公のブルースはゴッサムシティを代表する大富豪、ウェイン家に生まれました。 ブルースは幼少期、幼馴染のレイチェルと遊んでいるときに井戸に落ちてしまいます。 井戸の下で動けないところ

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    anzu_ame
    anzu_ame 2021/09/17
  • 古賀史健著『文章講義』要約#16 「目からウロコ」は3割でいい

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 読書にあたって「目からウロコが落ちる」ような体験は、あればあるほどいいと思うかもしれません。 しかし実際のところ、そのような読書体験は全体の3割もあれば充分です。 また、自分の知らないことよりも、知っていること・好きなことのほうが書きやすいに決まっている、と考えるかもしれません。 これも実際は、知らないことを調べながら書くほうが、読者との距離感をつかみやすかったりするのです。 目からウロコ体験は3割でいい たとえばビジネス書を読んで、最初から最後まで全部自分の知っていることだったら「金返せ」と思うかもしれません。 だからといって、内容がすべて「目からウロコ」で、意外なことだらけのもまた受け入れてもらえません。 なぜなら、意外なこと・知らないことばかりで構成されたを読むと、どこまで信じていいのかわからなくなるからです。

    古賀史健著『文章講義』要約#16 「目からウロコ」は3割でいい
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    anzu_ame 2021/09/16
  • 映画『インターステラー』観る前に3分で予習する

    クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』 面白さも異次元レベルのSF映画です。 この記事は、映画をまだ観ていない人も安心して読める内容になっています。 3時間近くある長い映画ですが、うまく入り込めれば時間を感じさせずに最後まで観ることができるはずです。 そして、うまく入り込むためにも、3分間ほど費やしてこの記事で予備知識を得ておくことをおすすめします。 時代設定と主人公クーパー 時代は定かではありませんが、おそらく数十年後の近未来です。 地球は環境の悪化を止めることができず、農作物も砂嵐や疫病の影響でだんだんと育たなくなっていました。 主人公のジョセフ・クーパーは2児の父親で、奥さんを過去に病気で亡くしています。 現在は農業を営んでいますが、もともとはNASAのテストパイロットでした。 10年ほど空中をさ迷っていた無人の小型飛行機を無線で捕まえたり、学校での保護者面談で教師と揉めた

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    anzu_ame 2021/09/15
  • 映画『オブリビオン』観る前に3分で予習する

    トムクルーズ主演『オブリビオン』 この記事は、まだ観ていない人でも安心して読める内容になっています。 編をより楽しむための予備知識として参考にしてください。 『オブリビオン』、和訳すると「忘却」とか「無意識の状態」という意味になります。 SFものではありますが、映像が素敵なだけでなく、謎解き要素もかなり強い映画です。 物語が進むにつれて真相が明らかになっていき、ちょっと大げさに言うと見える世界が一変します。 スケールの大きなどんでん返しを体験できます。 荒涼とした未来の地球 西暦2077年の、荒廃した地球が舞台です。 というのも過去に「スカヴ」と呼ばれる地球外生命体が来襲したため。 彼らは高度な文明で月を破壊してしまい、おかげで地球は地震や津波などの天変地異が起こり、ボロボロになります。 そこにスカヴの軍団も攻めてくるわけですが、地球人はその戦争にはなんとか勝利しました。 しかし生き残っ

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    anzu_ame 2021/09/14
  • 古賀史健著『文章講義』要約#15 大きなウソはよいが、小さなウソはいけない

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 あえて回り道を入れることの大切さを説明しましたが、その具体的な方法のひとつが「反論」の形にすることです。 自分の主張にツッコミを入れ、自分で答えていくことで、読者に納得してもらいます。 また、フィクションの世界でもよく語られる「大きなウソは許されるが、小さなウソは許されたい」ことについて詳しく説明します。 これは読者としての自分にも身に覚えがありすぎるので、書の中でも特に勉強になった部分です。 自分の文章にツッコミを入れる 何か自分の主張や仮説を示したあと、それに対し自分で反論を入れるようにします。 「自作自演してどうするの?」と思うかもしれません。(こんな感じ) でもこのような回り道をすることで、読者と対話する形になります。 逆に、何のツッコミどころのないような文章は、面白くもない一般論を述べているだけの可能性がありま

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    anzu_ame 2021/09/13
  • 『ドS宇宙本』要約#03「ありがとう」で宇宙パイプを浄化

    『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』 前回の記事からの続きです。 宇宙さんからのヒントをつかんだら、0.5秒の間に動いてしまうのが肝心です。 今回で著者コイケ氏は、パワーストーンについて調べよというインスピレーションに従った結果、思いがけない幸運に恵まれました。 次に、奇跡が起こることは確率で説明できるものではない、と宇宙さんから教わります。 そして「ありがとう」という言葉で、宇宙とつながるパイプを浄化できることを、コイケ氏自身の体験から学ぶのでした。 「パワーストーンについて調べろ」というヒント コイケ氏は、金運が上がるらしいタイガーアイという石のブレスレットをつけていましたが、ある日宇宙さんから調べるように言われます。 「ヒントをもらったらすぐに行動しろ」と宇宙さんから教わっていたので調べたところ、パワーストーンと人には相性があることがわかって

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    anzu_ame 2021/09/12
  • 『鬼滅の刃 無限列車編』観る前に3分で予習する

    『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』 この記事は『鬼滅の刃』のアニメを観ていなくて、コミックも読んでいないけれど、劇場版を観る予定だという人のために書きました。 3分程度で読み通せる、必要最低限の予備知識をこの記事にまとめてみました。 何も知らない状態に比べれば、劇場版を数倍楽しめるようになるので、ぜひ目を通しておいてください。 鬼の暗躍する日が舞台 鬼滅の刃の舞台は架空の大正時代で、「鬼」と呼ばれる人を喰う怪物が、人間にまぎれて生息していました。 鬼は、腕などを切り落としても再生するなど生命力が高いものの、日光に当たると焼け死んでしまいます。 和風のヴァンパイアのようなイメージです。 そんな鬼を狩る「鬼殺隊」という部隊が、秘密裏に組織されています。 鬼殺隊のなかでも最強クラスに位置するのが「柱」と呼ばれる数人です。 炭治郎と妹・禰豆子 作の主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、自

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    anzu_ame 2021/09/11
  • 古賀史健著『文章講義』要約#14「転」を先にもってくる構成

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 読者に「これは他人事ではないぞ」と思わせるのことで、自分の文章に引き込むことができます。 そのために「仮説を立てて読者とともに検証する」という方法があります。 要するに「自分の考えを先にもってきて、それについて一緒に考えよう」という構成にするのです。 その構成は起承転結ならぬ「起転承結」であり、早い段階で読者に「なんだと?」と思わせます。 そして、理路整然とした正しい文だけでなく、あえて「寄り道」を入れることで、読者に自分で考えてもらうスキをつくりましょう。 それぞれについてまとめていきます。 仮説・検証で読者をプレーヤーにする 小説などのフィクションであれば、登場人物の状況や心境などが他人事ではなくなっていき、読者を巻き込んでいけます。 しかしノンフィクションや実務的な文章では、書き手の一方通行になりがちです。 そこに書

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    anzu_ame 2021/09/10
  • 『ドS宇宙本』要約#02 人生は、映画やゲームそのもの

    『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』 前回の記事からの続きです。 宇宙さんから「口ぐせ」についての授業を受けた著者コイケ氏は、ルールに沿ってオーダーをしました。 その後に映画を観に行ったとき、自分の人生映画そのものだということを宇宙さんから教わります。 そしてコイケ氏は、自分のこれまでを振り返り、今後のシナリオを設定することで、運命が好転していくのでした。 結果を決めてオーダーをする コイケ氏は望む結果を決めろと宇宙さんに言われ、「借金を返済したい」と答えます。 「返したーい」なら、すでにかなっているじゃないかと宇宙さんから言われ、「返済します」に訂正。 結果なのだから過去形(完了形)にしろ、ということで「返済しました!」と言い換えました。 次に期限を問われたので「10年」と答え、理由を問われたので「幸せになるために」と、コイケ氏は答えます。 ま

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    anzu_ame 2021/09/09
  • 古賀史健著『文章講義』要約#13 どんな文章がなぜ嫌いなのか

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 引き続き「読者の椅子に座る」がテーマです。 ところで、文章の上達法として昔からよく言われているのが「手当たり次第にを読め!」ということ。 著者の古賀氏は、読書にあたってもうひとつの条件を付け加えます。 それは、思いっきり好き嫌いに「とらわれること」です。 特に「この文章、なんか嫌いだな」といった、自分の感情に向き合うことが大切なのです。 なお記事の後半では、読者を引き込む方法について説明していきます。 「嫌い」の感情に注目する いろんなを読み、自分の好き嫌いをはっきりさせることが大事だと述べました。 そうすることで、書き手としての自分がどんな文章を書きたいのか、見えてくるからです。 「とある文豪の書いた、よい文章」などという知識は、自分が好きか嫌いかを判断する上で邪魔になる場合もあります。 絵や音楽のほうが心あたりがあ

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    anzu_ame 2021/09/08
  • 『ドS宇宙本』要約#01 宇宙にオーダーする方法

    『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』 書籍名が長いので、勝手に『ドS宇宙』と略して紹介します。 著者の小池浩氏(以下コイケ氏)の体験談がベースとなっていて、すごくわかりやすい上に願望実現の質的な内容がつまっている書籍です。 僕はこののオーディブル版を何度も聴いてますが、朗読する人が上手なのもあり、飽きることがありません。 これこら数回にわたり、ドSの宇宙さんのメッセージをまとめていきます。 「宇宙さん」との出会い 作の主人公でもあるコイケ氏は当時、人生のどん底を味わっていました。 念願のアパレルショップを開いたものの、商品は売れず、借金が2000万円を超えていたのです。 「自己破産するか、死ぬか」まで追いつめられたコイケ氏は、その日もシャワーを浴びながら泣いていました。 そこに「やめないで、やめないで」という心の声のようなものが聞こえます。

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    anzu_ame 2021/09/07
  • 古賀史健著『文章講義』要約#12 「特定のあの人」に向けて書く

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 引き続き「読者の椅子に座る」がテーマです。 今回は「特定のあの人」に向けて書くことの大切さについて説明していきます。 書き手の多くが、多数派に向けて書こうとするあまりに、誰のための文章なのかわからなくなってしまいがちです。 架空の人間でもかまわないので、具体的な誰かに読ませることを想定したほうが、むしろ「その他の人々」に届きやすくなるのです。 「多数派の罠」にハマらないように この文章を含め、読む人を一括りに「読者」とまとめるのは危険な考え方です。 なぜなら読者は老若男女さまざまで、10人いれば10通りの読み方があるから。 しかし、対象読者を絞りきれないからといって「多数派」に向けて書くというのも、正しいアプローチではありません。 見えやすそうでいて、もっとも顔が見えにくいのが「多数派」だからです。 雑誌に置き換えて考える

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    anzu_ame 2021/09/06
  • 古賀史健著『文章講義』要約#11 過去の自分に向けて書く

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 今回からは「読者の椅子に座る」というテーマになります。 文章を書く人は、自分にも読者がいるのだという自覚を持たなくてはいけません。 その椅子に座る、すなわち自分自身がリアルにイメージできる読者というのは、次の2人だけです。 「10年前の自分」と「特定のあの人」です。 今回は主に、10年前(過去)の自分に向けて書く理由などを説明していきます。 あなたにも読者がいる 喫茶店のオーナーは、新しいコーヒー豆を仕入れたら自分で味を確かめると思いますが、その時に実際「お客さんの椅子」に座ってみる人はどのくらいいるでしょうか。 ほとんどいないのではないかと推測できるほどに、椅子やテーブルがガタついている喫茶店が多いものです。 文章についても、お客さんを、つまり「読者」をイメージしながら書いているでしょうか。 読者などというのはプロの小説

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    anzu_ame 2021/09/05
  • 古賀史健著『文章講義』要約#10 可視化して構成を考える

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 今回は「面倒くさい細部」の描写によって、リアリティが得られるという話をもう少し掘り下げます。 そして文章構成の「絵コンテ」をつくり、可視化することの大切さについて考えていきます。 また文字量を考えるにあたっても、頭で数えるのではなく、眼で見る習慣をつけることが大切です。 細部の描写によって説得力が生まれる たとえば「コーヒーを飲むと、眠気が覚める」ということは誰でも知っているでしょう。 ここに「カフェインの効果によって」という言葉をはさむと、より具体的になります。 さらに踏み込んで「カフェインが脳内のアデノシン受容体に働きかけるため」と付け加えれば、話のリアリティや説得力がかなり増すのです。 別の例として、大渋滞につかまったことを表現するために「車内でほとんど動けないまま、ミスチルのベスト盤を聴き終えてしまった」と書くのも

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    anzu_ame 2021/09/04
  • 古賀史健著『文章講義』要約#09 マトリョーシカ構造で論理を固める

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 今回は、文章の論理の固め方が主なテーマとなります。 ロシアの民芸品、マトリョーシカ人形の構造が、文章を組み立てる上での参考になります。 つまり、「主張・理由・事実」の3層構造によって、読者に自分の思いを伝えるわけです。 これから順番に詳しく説明していきます。 文章には主張(言いたいこと・メッセージ)が必要 文章を読むとき、読者が必ず考えているのが「この人はなにが言いたいのだろう」ということです。 書き手の言いたいこと、つまりメッセージ性のない文章は、読んでいても面白くありません。 しかし、説明がダラダラと書かれた文章でも、最後に書き手のメッセージの一文があれば、とたんに締まりがよくなるのです。 「主張」が明確になることで、文章全体が読みやすくなります。 とはいえ自分の主張を前面に出しすぎると、「俺が俺が」感が強くなって「読

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    anzu_ame 2021/09/03
  • 古賀史健著『文章講義』要約#08 導入部分は映画の予告編にならう

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 今回も文章構成についての話です。 著者の古賀氏は、文章構成を映像表現やカメラワークにたとえて、わかりやすく説明してくれます。 特に導入部分、ブログ記事でいえばまさにこのリード文の部分は、映画の予告編が大いに参考になります。 ここまで読んでつまらなければ、読者はこの先を読まずに別のページに飛んでしまうのです。 日常文だからこそ導入が大切 前回で「起承転結」や「序論・論・結論」の話をしました。 でもそれは小説や、長い論文でしか使われない枠組みだから、日常文ではあまり関係ないのではないかと思う人もいるかもしれません。 (ちなみに日常文とは、原稿用紙5枚すなわち2000文字以下に収まるコンパクトな文章を指します。僕のブログ1記事もほぼ日常文) 日常文は構成などを気にせず、どんな順番で書いてもよいのでしょうか? その答えは大きくは

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    anzu_ame 2021/09/02
  • 古賀史健著『文章講義』要約#06 音読による確認は万能

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 視覚的リズムを整えることについて一通り語ってきました。 今回のテーマとなる聴覚的リズムは、実質的には「音読したときのリズム」となります。 文章に関するあらゆるアドバイスが「音読すればオッケー」となってしまうくらい、音読は万能なのです。 なお記事の後半では「断定」の大切さについて説明します。 好きなを音読すると新たな発見がある 黙読という行為が受動的になりやすいのに対して、音読は能動的に行われるものです。 他人の書いた文章を音読することは、「自分のリズム」との違いを意識することになります。 その結果として、黙読しただけのときよりも新鮮さを感じ、新たな気づきを得ることも多いのです。 なので自分の好きなや、面白いと思える文章があったら、ぜひ音読してみることをおすすめします。 読点の位置を確認しながら音読する 自分で書いた文

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    anzu_ame 2021/08/31
    音読は小学校の国語でも重視されていて、小5の次男は音読の宿題が毎日出ていますよ
  • 古賀史健著『文章講義』要約#05 文章の「圧迫感」を減らす工夫

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 読みやすく、リズミカルな文章をつくるためには「句読点の打ち方」「改行のタイミング」「漢字とひらがなのバランス」を考えることが大切です。 以下、それぞれについて紹介していきます。 なおそれぞれに共通しているキーワードは「圧迫感の解消」です。 句読点は「1行にひとつ」 著者の古賀氏は、自身を「句読点の多い書き手」といっています。 というのも「1行の間に必ず句読点をひとつは入れる」というルールを、自身で設定しているとのこと。 これは1行40文字前後の、縦書きの書籍を基準にしてはいるものの、ブログ記事などにおいても大いに参考になります。 もし句読点が入らない場合は、カッコを入れるようにします。 そうすることで、視覚的にも聴覚的にも文章がリズミカルになるのです。 (ちなみにこの記事はスマホで読む人が多いと想定しているので、1行だいた

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    anzu_ame 2021/08/30
  • 古賀史健著『文章講義』要約#04 目指すべきは美文ではなく正文

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 文体の正体は「リズム」であり、リズムを決定づけているのは「論理展開」です。 そして論理的な整合性は「接続詞」によって保たれるということを、前回の記事で説明しました。 ここで、まだなんとなく腑に落ちない読者に向かって、著者の古賀氏は「美しい文章」など目指さなくていいんだよと言ってくれるのです。 美しさよりも正しさが大事 文章来の目的は「伝えること」なので、美しさよりも「正しさ」のほうが大事です。 また「美」という概念はどこまでも主観的であり、どんな表現を美しいと感じるかは人によって異なるものです。 なので美しさを意識しすぎると独りよがりな文章になり、結果として支離滅裂な内容になりがちです。 一方で「正しさ」を意識することは、客観的な目線を意識することにつながります。 別に、無個性で画一的な「正解文」を目指せといっているわけ

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    anzu_ame 2021/08/29
  • 古賀史健著『文章講義』要約#02 考えるために書く

    『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 前回の記事からの続きです。 このは、すごく面白いです。 …ではなく、何がどのように面白いのか説明できなければ話になりません。 文章力とは、頭のなかの「ぐるぐる」をうまく翻訳する技術のことです。 伝えたい事が僕にもあるんだ 文章を書こうとする時点で固まる人は、まだ「ぐるぐる」を整理できていない状態です。 自分の気持ちをうまく文章にできない人は、「ぐるぐる」を誤訳してしまっている状態です。 まず自分が「自分という人間の翻訳者なのだ」という意識を持つことが重要なのです。 ミュージシャン奥田民生氏の『CUSTOM』という曲は「伝えたい事が そりゃ僕にだってあるんだ」という一節で始まります。 曲中の「僕」は、頭のなかに駆け巡る有形無形の思いを、歌という形に「翻訳」しました。 僕たちは、誰かに何かを伝えたいから「翻訳」をします。 技術がなくても真心があれば伝わ

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    anzu_ame 2021/08/27