オオアレチノギク(大荒地野菊)は、空き地などで良く見かける背が高い雑草です。 休耕地なのでしょうか、畑のような場所に、たくさん群生していたので、撮らせていただきました。 荒地などで育つ大きなキク科の野草ということで、この名がつけられたようですが、 南アメリカ原産で、繁殖力が強く、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。 日本では、1920年に東京で確認されたいわれますが、今は本州以南に帰化しているようです。 2mほどでしょうか、長く伸びた茎の上部にたくさんの枝を出し、円錐花序で頭状花を咲かせています。 よく見る野草なので、見かけられた方も多いのではないでしょうか。 ただ、近縁種に、北アメリカ原産のヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)があり、よくにているので、 見分けるのがむつかしいと言われますが、ここでは花の様子(舌状花が見られない)から、オオアレチノギクと判断しました