2008年4月からの会計年度で日本版SOX法の適用が始まる。今年度にやらねばならないことは,財務諸表に影響を与える大きなリスクをつぶすことだ。ITエンジニアがムダのない作業を実施するためのポイントを紹介する。 「日本版SOX法対応に今から着手するITエンジニアは,ギリギリのタイミングだと考えた方がいい」――。ガートナージャパンでSOX法対応企業向けにコンサルティング業務を手掛ける松原榮一氏(リサーチ バイス プレジデント)は,こう指摘する。同様にSOX法対応サービスを提供しているAKIの青木孝浩氏(取締役)も,「時間の余裕はない。できるだけ早めに着手すべき」と口をそろえる。日本版SOX法対応を進めると,ITエンジニアの作業が大幅に増え,時間が不足するからだ。 財務諸表の正しさを求める金融商品取引法,いわゆる日本版SOX法への対応においては,システム開発・運用業務の変更が必要になり,情報シス
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