民主党の前原誠司前外相は11日、那覇市内で記者会見し、公債発行特例法案などの成立に向けて「自民、公明両党の協力を得て、新たな政権をつくる条件を整えることが大事だ」と述べ、大連立も視野に自公両党との協力関係の構築を急ぐべきだとの認識を示した。 前原氏は9日から超党派の「新世紀の安全保障体制を確立する議員の会」で沖縄県を訪問。同席した自民党の中谷元・元防衛庁長官は「菅政権は一日も早く終わってほしい。震災復興や安全保障など国の岐路に関わる問題を大連立政権で片付け、次のステージに進むべきだ」と述べた。 公明党の佐藤茂樹外交安全保障部会長も「米軍再編に情熱を持って取り組もうとしている前原氏のような方に次の首相になってほしい」と“ラブコール”を送った。