先週の札幌戦を観た鹿島サポの友人は、その試合で活躍した(らしい)伊野波選手を観てこう評した。「運動量といい、どんどん追い越していく感覚といい、今までの鹿島のCBには無い新しいイメージの選手」。しかしそれに対して自分は伊野波選手なんてあまり興味が湧かなかったから「ふーん」と空返事をしてしまったわけだけど、ただその後はっと思い、直ちにこう返し直した。「ウチはむしろ鹿島のイメージなCBが欲しいんだけどね」。 ジャーンが退団しての07年、FC東京に足りなかったもの・困ったもの・欲しかったタイプの選手は、ザックリと言えば「鹿島系CB」だっただろう。バチバチに相手に当たり、陸戦、空中戦共にパワーを発揮してくれるような。そんなどっしりとした「鹿島系CB」を。そういう意味で、自分は佐原に対する期待が結構高かった。荒くても、カード大好きでも、それでも昨年まで続いた反省とその教訓を思えば佐原を頼る場面は必ず訪