JR各社は17日、来年3月12日に改定するダイヤを発表した。東海道新幹線は、最新型車両のN700系での「のぞみ」を増やし、早朝の上りを増発する。「のぞみ」「ひかり」の自由席はすべて禁煙にする。また、九州新幹線が全線開通し、新大阪―鹿児島中央間で直通運転を始める。 東海道新幹線では、名古屋駅を発着する「のぞみ」の定期運行は1日167本あるが、このうちN700系での運行を29本増やし、149本にする。早朝と夕方以降はすべてN700系になる。午前8時50分に東京着の上りの臨時「のぞみ」を、休日の翌日を中心に増発する。単身赴任者の利用を見込んだ。 「のぞみ」「ひかり」のうち、全席禁煙のN700系を除き、300系と700系はこれまで自由席1両が喫煙車だったが、禁煙車に切り替える。「禁煙車がいっぱいで、やむなく喫煙車に乗る家族連れも多かったため」という。指定席とグリーン車の喫煙車は残す。 九州新