「どうあがいても、クソ」 今季のテレビアニメでもっとも盛り上がっているのは、やはり『ポプテピピック』だろう(一部地方局・AbemaTV・Netflix・ニコニコ生放送などで放送・配信中)。この大川ぶくぶによるマンガのアニメ化は放送前から大きな期待を集めていたが、見事に大ヒットした。 主人公は、セーラー服を着たポプ子とピピ美という2頭身のキッチュなキャラクター。物語なんてろくになく、シュールかつ乱暴な言動を繰り広げる。キャッチコピーは「どうあがいても、クソ」──そんな作品が、アニメシーンで大きな注目を浴びている。いったい、これはなにか? パロディ性とシュール性 ざっくり指摘すれば、『ポプテピピック』にはふたつの特徴がある。ひとつがパロディ性、もうひとつがシュール性だ。 まず前者だが、それは「アニメ(番組)」というジャンルに極めて自己言及的な点だ。第1話ではいきなり架空の青春ラブコメ『星色ガー
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