POINT 支払調書は本来、支払いを行った側が支払った相手に発行する義務はない 個人事業主の確定申告の際に支払調書がなくても大丈夫 支払調書をもらえない場合に備えて、普段からきちんと帳簿管理をしておく 支払調書は、支払先への提出義務はない 支払調書とは、源泉徴収義務者である企業が個人事業主などに報酬を支払った際に発行する、報酬額と源泉徴収の額が記載された書類です。 フリーランス・個人事業主の人は、通常、1月下旬~2月初旬あたりに、前年に取引のあった企業から次々と支払調書が届き、それを整理して、来なければ取引先に連絡や確認……という作業をしていることでしょう。それだけに、支払調書は確定申告の際に必須だと思われがち。しかし、実はそうではありません。 支払調書とは、そもそも支払いを行った側が「一年間に、誰に何をどれくらいの金額で支払い、どれだけの源泉徴収をしたか」ということを税務署へ報告するため